EF62の鉄道模型について、分かる範囲でまとめてみました。
発売年 ゲージ メーカー
1965年 16番 天賞堂
1972年 16番 天賞堂
1973年 16番 天賞堂
1975年 16番 天賞堂
1976年 16番 しなのマイクロ 1次2次キット
1980年 16番 天賞堂
1984年 16番 天賞堂
1984年 N TOMIX
1987年 16番 天賞堂
1996年 16番 エンドウ
1998年 16番 エンドウ
2000年 N 東京堂 1次車体のみ
2001年 16番 天賞堂 2次
2004年 N マイクロエース 1次
2009年 16番 天賞堂 1次
2011年 OJ クマタ貿易 1次
2011年 N KATO 1次
2012年 16番 エンドウ 1次2次
2012年 N マイクロエース 1次2次
2013年 16番 天賞堂 1次2次
2014年 16番 TOMIX 2次
2015年 TOMIX 2次
2017年 KATO 2次 JR仕様
2020年 KATO 2次 下関仕様
2024年 ムサシノモデル 1次2次(予定)
◆16番について
最初に手がけた天賞堂は、EF62が登場して直ぐの1965年に発売しています。意外に模型化が早かった機関車なのですね。この頃にEF65のような幻の特急色タイプも発売され、今ではコレクターズアイテムになっています。
その後、しなのマイクロ(後に奄美屋)からキットが出るまでは天賞堂の独断場でした。1996年にエンドウから発売されたものは、下回りが精密で軸箱可動の台車になりました。2009年に発売された天賞堂1次型は、電暖表示灯が点灯するなどギミックが加わりファンを唸らせました。
2012年のエンドウの再生産は、前回から14年ぶりのことになります。今回の再生産では、MP台車のギアタワー位置が変わった他は1998年とほぼ同じ内容でした。ただ、車体肩部のFRP製明かり窓のHゴム塗装が省略されており、目立つ部分だけに、自分で塗るとしたら大変そうです。私にはとても無理です(汗)。
2013年の天賞堂は台車が新規になり、軸箱可動になりました。上回りが精密化されていく中で、台車だけが大昔仕様でアンバランスになっていたのですが、やっと揃った感じです。電暖表示灯の点灯や運転席窓に見える赤く塗った汽笛弁が電機マニアを唸らせるところですが、価格も上昇しついに税込定価が30万の大台に乗りました。
2014年には16番では初めてのプラ製品がTOMIXから発売されました。とても出来が良く安価なのもあって人気です。
◆Nゲージについて
NゲージではTOMIXが1985年に初めて発売しました。大変よく出来ていて、動力以外は今でも十分通用する造りです。KATOも当時のカタログに予定品になっていたのですが、実現するのはずっと後になります。その15年後に東京堂からTOMIXの下回りを利用する1次形のレジン製ボディが発売されました。(完成品もありましたね)私もボディのみ購入しましたが、加工が大変だったのとレジン製で塗装が剥げ易く、途中で挫折してしまいました。
マイクロエースは2004年に1次形で参入。TOMIXの独断場に風穴を開けました。実にTOMIXの発売から19年が経ってました。
2011年にはついにKATOも1次形を発売。
2012年のマイクロエースは2次形篠ノ井パンタ変形機と1次形下関の電暖ジャンパ移設機でした。マイクロエース独特の表現は好みの分かれるところでしょうか?
2015年のTOMIXは1984年に発売されて以来、実に30年ぶりのリニューアルになりました。定評のあった旧製品に劣らず、よく似た作りと動力の改良、別パーツによる精密化、明り窓が抜けてはめ込みになったなど最近の仕様になっています。
2017年、2020年に発売になったKATOの2次形はJR仕様と下関仕様で通常の2次形は未発売になっています。
◆OJゲージについて
2011年にクマタ貿易からEF63に続く信越線電機シリーズとして発売されました。こちらは貫通扉が開いたり、台車は実車通り心皿がなく、引張棒やリンク機構が可動して動く姿は感動です。こうなってたのかと勉強になるモデルです。さすがはOJゲージ。
鉄道模型の世界は時がゆっくり進んでいます。発売のアナウンスがあってから何年、何十年も経ってようやく発売や次回再生産まで10年とか日常的です。次はいつ、どのメーカーが??