EF62 52~54号の屋根上に搭載された主抵抗器環風装置の件は以前こちらに掲載いたしました。掲載した資料で確認できたのは52号のみだったのと、肝心な装置のところの画像が不鮮明なのとで、他にも無いか長年探し求めていたところ、最近発刊された「信州 追憶の列車 小西純一著 信濃毎日新聞社出版部編 2023年3月31日発行」の中に見つけることが出来ました。
74~75ページの見開き画像で昭和46年3月7日に撮影された雪景色の長野駅を出発する54号牽引の急行「白山」の画像です。山側排風口の前に52号の資料で見たのと同じ形状の装置が付いているのが見て取れます。おお!これぞ探していた画像です!
54号は新製が昭和44年12月ですから新製後1年ちょっとの画像ですね。これで54号にもこの立派な装置が積まれていたことが確認できました。(54号が同じなら53号も同じであったと思われます)。現在横川に保存されている54号のその部分とは明らに異なっているように見えます。以前の記事でも推測したように後年簡素化されたのかな?ひとつ疑問が解決しましたが、この装置の全容はまだまだ闇の中です。著者様、貴重な写真を公開していただきありがとうございました。
【参考文献】
「信州 追憶の列車」小西純一著 信濃毎日新聞社出版部編 2023年
「信州 追憶の列車」小西純一著 信濃毎日新聞社出版部編 2023年
0 件のコメント:
コメントを投稿