昭和42年(1967年)に登場した52号は続く53,54号とともに、各種機器類が新型や改良版になった他、現場からの要望による雪害対策・不具合対策などが施され、満を期して登場したEF62の完成形でした。特に雪害対策が多々施され、雪に悩まされていた様子がよくわかります。
1、雪害、凍結対策として施された主な項目
(1)主電動機、主抵抗器の排風を還流式とした。
(2)機械室内各高圧機器に金網入り透明塩化ビニールで囲いを設けた。
(3)制御機器に防雪覆いを付けた。
(4)砂マキ管に凍結防止の保温ヒーター(300W)を取り付けた。
(5)各ジャンパー栓、栓受に凍結防止の保温ヒーター(25W,50W)を取り付けた。
(6)空気窓ふき器を強力なWP50形にした。
(7)キャノンプラグの防水化
(8)主抵抗器送風機の耐雪構造化
(1)主電動機、主抵抗器の排風を還流式とした。
(2)機械室内各高圧機器に金網入り透明塩化ビニールで囲いを設けた。
(3)制御機器に防雪覆いを付けた。
(4)砂マキ管に凍結防止の保温ヒーター(300W)を取り付けた。
(5)各ジャンパー栓、栓受に凍結防止の保温ヒーター(25W,50W)を取り付けた。
(6)空気窓ふき器を強力なWP50形にした。
(7)キャノンプラグの防水化
(8)主抵抗器送風機の耐雪構造化
2、近代化として施された主な項目
(1)自連の材質と形状変更
(2)自動ドレン弁の採用
(3)主電動機自動給油装置の新設
(4)パンタグラフ上昇専用空気ダメの設置
(5)ランボードの鋼板化
(6)高圧機器に感電事故防止のための金網を設置
(1)自連の材質と形状変更
(2)自動ドレン弁の採用
(3)主電動機自動給油装置の新設
(4)パンタグラフ上昇専用空気ダメの設置
(5)ランボードの鋼板化
(6)高圧機器に感電事故防止のための金網を設置
外観はそれまでの2次型と同じで、大きく変わったところはありませんでしたが、細かいところではジャンパ栓の型番変更による形状変化と屋根上のランボードが変更になりました。ランボードは模型をやっていれば気になるところで、52~53号は山側のランボードがパンタグラフのところしかありません。また、3両とも山側の排風口のところだけ低くなっています。一見、簡素化によるものと思われますが、これには他に大きな理由があったようです。
次回はこのあたりを探ってみたいと思います。
次回はこのあたりを探ってみたいと思います。
【出典・参考文献】
●「電気機関車1967年12月号」交友社
●「電気機関車1967年12月号」交友社
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