最初の説明


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2017年4月4日

EF62のブロワーのこと(その5)EF63編

 今回はEF63のことです。先月、碓氷峠鉄道文化むらを訪ねたところ、庫内に展示してあるEF63 10の主抵抗器用電動送風機が…あれ??無くなってる!?

EF63主抵抗器送風機
EF63 10の主抵抗器部分
【撮影場所】碓氷峠鉄道文化むら
【撮影年月日】2017/03
下段の金網とその上のカバー1枚が外され、電動送風機が取り外されています。

EF63主抵抗器送風機

手前1番(山側),4番(海側)ともに外されています。主抵抗器への送風口の構造が良くわかり勉強になります。左右には主抵抗器へ続く太いケーブルが整然と並んでいます。こんな光景は現役時代なら入場中に関係者しか見ることが出来ないものだと思うのですが。。すごいです。
職員の方に伺ったところ、運転体験機用に部品取りしたとのこと。しかし、これはこれで貴重な状態を見ることが出来ました。碓氷峠鉄道文化むらのHPにもあるように、運転体験機の保守や交換部品の確保が年々難しくなってきているそうで、いずれ静態展示のEF63の機械室は空っぽになる日が来る!?のかもしれませんね。

そして庫の奥には取り外した電動送風機がありました。
EF63主抵抗器送風機


EF63主抵抗器送風機

おお!これこそはMH110-FK62型電動送風機ですね!!ロクサンの主抵抗器用ブロワーです。10枚羽根。これが回転してちょっと甲高い独特の音を奏でていたのですね。

EF63主抵抗器送風機

銘板をズームで拡大してみます。文字が見て取れますが間違いありません。

いや~、廃車になって20年近くが経った今、こんなものが見れるとは思いませんでした。EF62はMH108A-FK61Aで同じ10枚羽根ですが、少し形状が違います。


【参考文献】
●電気車研究会編「電気車の科学 Vol.16 No.11 1963-11」「電気車の科学 Vol.16 No.12 1963-12」電気車研究会 1963年

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