今回はEF63のことです。先月、碓氷峠鉄道文化むらを訪ねたところ、庫内に展示してあるEF63 10の主抵抗器用電動送風機が…あれ??無くなってる!?
下段の金網とその上のカバー1枚が外され、電動送風機が取り外されています。
手前1番(山側),4番(海側)ともに外されています。主抵抗器への送風口の構造が良くわかり勉強になります。左右には主抵抗器へ続く太いケーブルが整然と並んでいます。こんな光景は現役時代なら入場中に関係者しか見ることが出来ないものだと思うのですが。。すごいです。
職員の方に伺ったところ、運転体験機用に部品取りしたとのこと。しかし、これはこれで貴重な状態を見ることが出来ました。碓氷峠鉄道文化むらのHPにもあるように、運転体験機の保守や交換部品の確保が年々難しくなってきているそうで、いずれ静態展示のEF63の機械室は空っぽになる日が来る!?のかもしれませんね。そして庫の奥には取り外した電動送風機がありました。
銘板をズームで拡大してみます。文字が見て取れますが間違いありません。
いや~、廃車になって20年近くが経った今、こんなものが見れるとは思いませんでした。EF62はMH108A-FK61Aで同じ10枚羽根ですが、少し形状が違います。
「EF62のブロワーのこと その6」につづく
【参考文献】
●電気車研究会編「電気車の科学 Vol.16 No.11 1963-11」「電気車の科学 Vol.16 No.12 1963-12」電気車研究会 1963年
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